おそらく、日本の明治時代のある地方。アメリカ人文筆家のクリス(ビリー・ドラゴ)は、愛する優しい日本人女性・小桃(Michie)の行方を求め、日本各地を放浪していた。彼が川の中にある浮島の遊郭を訪れると、小桃の姿を発見することはできなかったが、客引きを全くせず薄暗い部屋の奥で座っている、妖しい雰囲気の女郎(工藤夕貴)を指名した。クリスは一夜を過ごすことになったその女と話すうち、彼女の醜い素顔を初めて知って驚く。顔面の右側が上部に引っぱられるように歪んでいて、これでは男の情欲を萎えさせてしまうに違いないと考える。彼女は哀しい眼をしながら、「ウチの顔、ぼっけえ、きょうてえ(岡山地方の方言で、とても怖いという意味)じゃろ……でも、ウチのアソコはしまりがいいと評判なんじゃ」と優しく話しかけてくる。やがて女は自らの悲惨な身の上を語りつつ、クリスが探す小桃のことを話し始めた。女郎として売られこの遊郭にやってきた小桃は、愛する男のきっと迎えにくるとの約束を信じていたが、ある日、自殺してしまった。それを聞かされたクリスは、激しく落ち込むが、その話は真実なのかと疑問に思う。まだ怖ろしい夜は、始まったばかりであった……。
出演者: ビリー・ドラゴ, 工藤夕貴, 蜷川みほ, Michie, 春海四方, マギー
クルー: Stephen R. Brown (Executive Producer), 三池崇史 (Director), 島村泰司 (Editor), 天願大介 (Teleplay), 岩井志麻子 (Novel), Toyomichi Kurita (Director of Photography)
国: Japan, United States of America, Canada
言語: English, 日本語
スタジオ: IDT Entertainment, KADOKAWA, Industry Entertainment, Nice Guy Productions, Reunion Pictures
ランタイム: 63 数分
品質: HD
リリース済み: May 27, 2006
IMDb: 4.2
キーワード:pink film