かつては楽園と呼ばれていたアルカディア。
そこは今や、「タナトス」という魔物がはびこる世界へと変わり果てていた。
タナトスによる被害が深刻化する暗い世情の中、人々は古い伝説に期待を寄せる。
「時が満ちたとき、
この地に女王の資質を持つ少女が「女王の卵」として降臨する。
新しい女王の覚醒により、 この世界はかつての楽園のような、
平和と幸せに満ちた世界になるーー」
そんなアルカディアで力を持っているのは、
古くからの伝統を重んじる「セレスティア教団」と、
テクノロジーを重んじる「アーティファクト財団」の
2大勢力。
アルカディアは今まさに、変動の時代を迎えようとしていた。
アンジェリークはタナトスによって両親を失い、
今は医師を目指して勉学に励む真面目な少女。
ある日、彼女のことを「女王の卵」と呼ぶ青年が現れる。
少し強引なその青年とともに、
対タナトス戦に巻き込まれるアンジェリーク。
命さえ失いかねない戦いに突然放り込まれた彼女が、
そこで見たものとはーー。